こどものころ、かみさまはいないってしった。
まいばん、かみさまどうかにどとめをさましませんようにって、いのってからねてたのに。
よくあさめざめて、いきていることにぜつぼうして、かみさまはいないってしる。
なのにまた、ねるまえにいのる。
まいばんいのって、まいあさぜつぼうして、まいにちびくびくしながらいきる。きょうふにおびえ、いたみにたえていきる。
いまは、めざめることにぜつぼうはしないけど、ときどきもうめざめなければいいのに、とはおもう。
ゆめをみたまま、えいえんのねむりにつけたら、それがしあわせなんじゃないかな。なんて。