ゆるり ゆうりん

思うことをひっそりつぶやくだけのブログ。主にTwitterに書き切れない米津玄師さんへの思いを書いたりしてます。

「優しい人」感想⑦

米津玄師さんの5枚目のアルバムSTRAY SHEEPの感想です。

 

できればアルバム曲は全部感想を書こうと思いつつ、時間が経つほどに「いまさらわざわざ書く必要ある?」と思ってしまう。

でもなんとなく記録として残しておこうと思うので書いておきます。

 

 

「優しい人」

 

最初に聴いた時は衝撃を受けた気がしますが(本当はその最初の感想を書いておきたかった。笑)、

何度も聴き込んだ今改めて考えても衝撃的に感じます。

それは歌詞のストレートさにです。

これまでは、ここまで直接的な言葉を使ってなかったように思います。

感情や思考を素直に出しているようなものはあっても、言葉として、言語として、意味合いとして、ここまでストレートなのは初めてのような。

元々は前回のツアータイトルと同じ「脊椎がオパールになる頃」で始まる曲だったそうですが、それだけでも全く抽象的なものから具象的な言葉に変化しているのが分かりますね。

 

本人もロッキングオンジャパン9月号で語っていたけど。

(STRAY SHEEPの解釈のバイブル的な感じで読んでいます。ちょっとそれありきで感想を書いているところもあります。)

 

Lemonが大きくなって、彼をとりまく環境も変わって、その変化の中で表現も変わって…。

こちらからだと、作品の変化の大きさで彼の環境の変化の大きさを感じるところもあります。

ちなみに、Lemon以前から好きなので、米津玄師をとりまく事象の全体像を外側から見る視点を持てずにいます。

 

優しい人の私の率直な感想は「とても美しい曲」です。

この歌の「私」のやっていることは、目に映るものに対して何かを思っているだけ。

そして行動も言動も行っていないのに、ただその“思ったこと”に自省して、自罰的な思考になっている。

過ちどころか、何も行なってすらいないのに、わずかなただの自分の思いに対して。

 

それは自分の全てが綺麗で優しい人になりたいと願う純粋な気持ちゆえ。

何も汚れていないのに、ひたすらそれを願うことが美しい。

 

米津さんが「道徳の授業でのことを思い出す」と言っていたように、この歌の「私」は思春期の前くらいの時期の思考のように感じます。

自己を確立し始める時期。

心も思考も柔らかくて純粋で不安定で、いろいろなことを考えたり自分と向き合ったりする。

そんな中で、自分を省みて改めようとするより、他者を悪者にして自分の正当性を主張する方が楽なのに、そうではない。

自分が思ったことを見逃さず自省する。

それは綺麗でいたいという気持ちの大きさからで、願いを超えて祈りのように感じる。

それがとても美しいと思います。

 

ロッキングオンジャパン9月号のインタビューでインタビュアーの山崎さんは「自分の中の汚れを露わにして」「悲しみが伝わる」と言っていたけど。

(雑誌の内容を引き合いに出すと読んでない人にはわかりづらいから申し訳ないけど…!)

確かにそういう見方もできるとは思うけど、私自身の視点から見ると「美しい」。

人が何かを見て、何かに遭遇して、そこでどう感じどう思うかは自分では操作出来ない。

自分が感じ思ったその上で、行動や言動をどういうものにするのか、ということしか自分では操作出来ない。

でも操作し得ない自分自身の在り方をまず受け止めた上で抱く思い。

 

「優しくなりたい」

「正しくなりたい」

「綺麗になりたい」

その願いはこれ以上ないほど美しいものだと思います。

人を傷つけたくないという米津さんの思いでもあるのかと思うとより尊いな。

 

 

以下に書くことは載せるか悩んだけど、米津さんが意を決してこの曲を表に出してくれたので、私も出してみる。

(ごめんなさい。読者のいないブログの引き合いにして本当に申し訳ない。)

(あとこれ文章の練習でもあるので特に読者をつける気はないという…。読んでくれてる方はありがとうございます!)

 

さっき私自身の視点から見ると、と書いたけど、私はそのくらいの時期には逆のことを思っていたなぁと。

暴力性や残虐性のようなものを自分の中に取り入れたいと願っていた。

あまりいいとは言えない環境にいて、暴力なんかにさらされていたので、同じように暴力的なことをして喜べるようなものになりたいと思っていた。(全くなれないどころか、自分を出すことすらほとんど出来なかったけど。)

自分はもっと酷いことが出来る人間なんだと思うことでなんとか耐え凌いでいたんだろうと、今となっては思う。

(もちろん逆の、平和を望む気持ちも持ってたよ。)

 

この歌の中でいうと虐げられてる方になるんだろうけど、

ロッキンで米津さんは「同じような目に遭っている人にとって暴力的な表現になっていないか」と心配していたけど、私の場合はそれはないかな。

現在進行形でないからかも知れないけど、私の中のリトルゆうりさんもそれで傷つくことはないとのことです(笑)

 

優しくなりたい、正しくなりたい、綺麗になりたい、出来るならそちらに同調したいし、そういう願いを持てる平和な世界があるほうが希望が持てる。

何に対して抱く思いかはさておいて、その願いの純粋さは尊いので。

 

 

感想なのに自分の話とかして、なんかねぇ。

自分気持ち悪いなぁと思うけど。

でも、自分の感覚や思考がどこからきているのかから伝えるほうが、思うように伝えやすいので。

個人の感想なのでそれくらいがいいよね!笑

商用の記事やブログとの差異!笑